「すべての自治体で、当たり前のように、子どもの医療のかかり方を学ぶ講座が受けられる」 未来に向けて。
子育てをする親が最も不安になるのは、子どもが病気になったときです。
しかし、どんなときに救急外来に行くべきか、どんなときは家でみていても大丈夫か、学ぶ環境はほとんと整っていないのが現状です。
母親学級や乳児健診で学ぶのは、主に沐浴の方法や離乳食、歯のことなどです。予防接種についても、健診での指導は接種スケジュールが中心です。
このような現状では、どんなときに子どもを救急外来へ連れて行くべきか、救急車を呼ぶべきか、最も肝心なことがわからない状況が続いてしまいます。
自治体が、乳幼児の離乳食や歯について定期的に講習を行っているように、救急受診の判断やホームケアについて、全ての親が学ぶことのできる環境をつくりたい。
親が子どもの病気について知り、理解することで、親・医療者ともに納得できる医療を実現していきたい。
私たちは、その目標に向かって日々の活動を行っています。
全国すべての自治体で当たり前に子どもの病気や、医療のかかり方について学ぶ機会が持てるよう、講座開催マニュアルや研修を提供しています。